福岡県宗像市にて、外壁と屋根の塗装をご依頼いただきました。
コロニアルの屋根はクラック補修を丁寧に行い、雨水の侵入と雨漏りリスクを軽減。モルタルの外壁には高耐候性シリコン塗料を塗装し、耐候性と美観を両立させました。さらに破風・鼻隠しなどの金属付帯部は板金交換を実施し、防水性を強化。建物全体の防水性能と耐久性を高めた安心の仕上がりです。
ビフォーアフター
施工前(Before)

施工後(After)

施工情報
| 施工場所 | 福岡県宗像市 |
| 工事内容 | 屋根外壁塗装工事 |
| 外壁材 | モルタル |
| 外壁使用塗料 | スーパーラジカルシリコンGH 【マウンテンブルー】 |
| 屋根材 | コロニアル |
| 屋根使用塗料 | スーパーシャネツサーモSi 【チャコール】 |
| 工事期間 | 11日間 |
| 工事完了月 | 2026年1月 |
| 保証年数 | 屋根7年間/外壁 5年間 |
高圧洗浄


まず、汚れと古い塗膜を強力な水圧で洗い落とす「高圧洗浄」を行っていきます。今回施工した屋根には、既に劣化によるクラック(ひび割れ)もみられ、脆弱な状態です。また外壁はモルタルで、水分を含みやすい性質があるため、屋根壁共に、状態をよく確認しながら、水圧を慎重に調整しながら作業が進められます。水分を含みやすい分、十分な乾燥時間を置き、塗装後の膨れや剥がれを防止します。
屋根 施工
屋根板金

屋根の大棟や隅棟は金属製のため、板金部の錆止めを塗装します。劣化すると雨漏りに直結するこの部分は、錆びや腐食を防ぐことが最重要ポイントです。錆止めには今後発生する錆びを予防するだけでなく、発生している錆びの進行を食い止める効果もあります。
クラック補修


屋根材の補修です。今回は『コロニアル』という広く一般的に住居の屋根に使用されている屋根材です。ヒビが発生している部分にコーキングで防水処理を実施し、雨水の侵入を防ぎました。
コロニアル(スレート屋根)は、長年、紫外線や雨風にさらされることで表面を覆う塗膜が剥がれ、吸水と乾燥、収縮と膨張を繰り返し、ひび割れや欠けが発生します。また、劣化が進んだ状態で飛来物等があたり衝撃を受けると、簡単に割れてしまうこともあります。ひびや割れから侵入した雨水はやがて屋根裏の野地板を腐らせ、雨漏りが発生してしまうのです。「ほんの少しのひびだから大丈夫だろう」と先送りにしてしまうと劣化はどんどん進行し、ひびの補修どころか屋根を丸ごと葺き替えなければならない状態になりかねません。そうなると再度足場を組んだり、工事費用も嵩んでしまいます。
当社では、お見積り作成時の現地調査にて、伸びるカメラ等を用いて屋根の状態を診断、お客様にも一緒にご確認いただき、現状に合わせた適切なご提案を行っております。
屋根下塗り・タスペーサー


コロニアルの基材であるセメント繊維は、先述の通り水分を吸収しやすいため、防水性を高めていくことが屋根塗装の最大の目的となります。まずは下塗りからです。下塗り材の塗装には、塗装の基礎を固める目的と、上塗り材の接着性を高める目的があるため、吸い込みが止まるまでしっかりと塗りこんでいくことが大切です。
下塗り後、『タスペーサー』という部品を、コロニアルの隙間に挟み込んでいきます。薄いコロニアルの隙間に入り込んだ塗料がそのまま硬化すると、雨水の排出路がなくなり、水分が長時間屋根に滞留することになります。それにより雨漏りやカビが発生するリスクも高まるため、上塗り材を塗装する前に、あらかじめタスペーサーを差し込むことで、適切な排出路を確保する工程となります。
中塗り・上塗り


下塗りがしっかりと乾燥したことを確認し、中塗りの施工に入ります。中塗りは上塗り1回目といわれることもあり、上塗りと同じ塗料で塗装していきます。今回使用する塗料はアステック社の「スーパーシャネツサーモSi」お色は人気色のチャコールです。中塗り乾燥後、上塗りを行っていきます。中塗りと同じ塗料で再度塗装を重ねていき、厚みのある塗膜を作っていきます。
近年の夏場の酷暑と、光熱費の高騰により、遮熱塗料の効果は大変注目されています。シャネツサーモSiは、最も蓄熱しやすい黒色でも、40%を超える高い日射反射率で、耐候性・遮熱性・変退色防止性を発揮し『美しさ』と『省エネ』の両立を実現出来る塗料です。理想のお家のイメージを叶えるために、通常蓄熱しやすい濃い目のお色も、スーパーシャネツサーモSiなら躊躇せずにお選びいただけます。
外壁 施工
外壁下塗り・中塗り・上塗り

外壁の塗装です。モルタルの外壁を塗装する際にまず注意すべきは『しっかりと乾燥しているか』という点です。含水率が高すぎる場合は施工不良の原因となるため、お天気の都合などで塗装に入るまでの日数が伸びる可能性があります。どの素材でも基本的には雨の日は作業を中止しますが、特にモルタルは、雨が降っていないことに加えて、完全に乾燥している状態で施工することが大前提の条件となります。
まずは下塗りです。下塗りには微弾性フィラーを使います。経年劣化したモルタルにはヘアークラックといって、髪の毛ほどの太さの微細なひびがたくさん発生しています。フィラーはこのひびに入り込んで埋めることができ、モルタル特有の表面の不均一さを整えることができます。この後に重ねる上塗り塗料の性能を最大限発揮するための下地を作ります。


次に中塗り、上塗りと、仕上げ塗料を2層重ねていきます。今回使用する外壁塗料は『スーパーラジカルシリコンGH』お色は【マウンテンブルー】です。ラジカルとは塗料に含まれる顔料と紫外線によって発生する劣化因子のことで、このラジカルを閉じ込め放出させないことで塗膜を劣化しにくくする、という特殊性能を持つシリコン塗料です。また、一般的なシリコン塗料は柔らかい樹脂層で形成されているのに対し、外側にもう一層、強靭な樹脂層を作ることで汚れが付着しにくく、お家の美観を長く保持するスーパー塗料です。
軒天 施工
上塗り1回目・2回目


軒天の塗装です。この小さな穴が等間隔に並んだ板状の建材は軒天有孔ボードです。特徴は、通気性を確保するために無数の小さな穴が空いていることで、この通気性が軒下の換気を促し、結露やカビの発生を防いでいます。軒天は基本的に2度の上塗りで仕上げていきます。


玄関ポーチ上部の天井も塗装していきます。外壁と違い、軒天はあまり目につかない部分なので軒天の色を意識することは少ないかもしれません。白く仕上げた軒天は建物の印象を明るく見せるだけでなく、広く開放的にみせる効果もあります。
板金部取替え工事 施工


破風は屋根の三角部分、鼻隠しは屋根の底辺の平行部分に取り付けられる金属板金板です。横樋は鼻隠しの上から取り付けられます。
付帯部にあたる破風・鼻隠し・樋も通常は塗装で仕上げていきますが、劣化が進んでいる場合は交換を行います。塗装により表面上は綺麗になったように見えても、内部の腐食が進んでいればそれぞれの機能を失い、雨漏りの原因になってしまいます。気づいた時にはお家の大事な構造部にまで影響が出ており、大がかりな工事が必要になるケースもあります。万が一、塗装工事が進んだ段階で交換が必要な状態であると判明した場合は、劣化状態をお客様に必ずご確認いただき、しっかりと説明、ご納得いただいた上での施工となりますのでご安心ください。


破風・鼻隠しの板金材を取り付けていきます。取り付けは通常2人組で行われることが多く、バランスを確認しながら設置していきます。板金の継ぎ目はコーキングで塞ぎ防水処理を行います。その後、鼻隠しの上から横樋を取り付けます。


お家には通常「角」があり、建物のデザインにより4つの角しかないものや、出る角(出隅)入る角(入り隅)が多数あるものなど様々です。横樋の設置には、その角に合わせてコーナー材を用いたり、職人が現場で加工したりしながら、確実な防水性能を持つ横樋を設置する必要があります。また、適切な距離感で固定していかなければたわみが発生したり、雨水をスムーズに排出するためには勾配も必要です。高所での作業となるため、屋根や外壁の塗装で足場を立てている際に、同時に施工することをお勧めしております。
その他 付帯部施工例
















