福岡県福津市にて、外壁と屋根の塗装をご依頼いただきました。
吸水性の高いALCの外壁に対し、下塗りには密着性と厚膜形成に優れたフィラーを採用。微細なひび割れや凹凸をしっかりと補修しながら下地を整えることで、塗装本来の耐久性と防水性を最大限に引き出しました。外壁材の特性に合わせた適切な材料選定により、美観と機能性を長く維持できる仕上がりとなった施工事例です。
ビフォーアフター
施工前(Before)


施工情報
| 施工場所 | 福岡県福津市 |
| 工事内容 | 屋根外壁塗装工事 |
| 外壁材 | ALCボード |
| 外壁使用塗料 | リファインMF 【スムースクリーム】 【リーガルブラウン】 |
| 屋根材 | コロニアル |
| 屋根使用塗料 | スーパーシャネツサーモSi 【キャビアブラウン】 |
| 工事期間 | 14日間 |
| 保証年数 | 屋根7年/外壁 10年間 |
高圧洗浄



高圧洗浄は大気中の汚れや劣化した旧塗膜を短時間で効率よく除去する工程です。今回施工するお宅の外壁は『ALC』といわれる軽量コンクリート素材です。ALCは塗膜がないと水を吸いすぎて、急に高い水圧をかけてしまうと表面がダメージを受ける可能性があるので注意が必要です。
屋根 施工
屋根板金


屋根板金とは、屋根の棟や谷、端部などに取り付ける金属製の部材です。雨水の侵入を防ぎ、屋根材の接合部を保護する役割を持ちます。見た目には目立ちにくい部分ですが、錆びや腐食が進み雨漏りの発生源となることが多く、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。塗装前にケレン処理で錆びや汚れを丁寧に除去し、錆び止めを塗装します。
屋根下塗り・中塗り・上塗り

屋根の下塗りです。まず下塗り材を屋根に染み込ませておくことで、上塗り塗料の吸い込みを抑え、素地と上塗り材との密着性を高めていきます。写真のように、塗装前の屋根表面が白く粉をふいたような劣化状態の場合、1度の下塗りでは吸い込みが収まらない場合があります。屋根表面が濡れたような見た目になるまで、しっかりと塗りこんでいきます。

コロニアルの屋根は、塗装によって屋根材同士の隙間が塗料で塞がれると、雨水の排出が妨げられ、内部に水分が滞留する原因となります。タスペーサーを差し込むことで、屋根材の重なり部分に適切な隙間を確保し、雨水や湿気を正常に排出することが出来ます。「縁切り」と同じ効果で、下地材の腐食、雨漏りのリスクを防ぎ、屋根全体の耐久性を大きく向上させます。下塗り後、中塗り前にタスペーサーを差込みます。


中塗り・上塗りと2回の塗装を実施します。塗膜が二層構造となることで色の深みと艶を均一に整え、強固な塗膜により塗料の性能が最大限発揮される寿命の屋根塗装が完成します。
今回使用した塗料はアステック社の「スーパーシャネツサーモSi」お色は【キャビアブラウン】です。この塗料は『チタン複合特殊無機塗料』で温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に跳ね返し、一般的な日遮熱塗料の約7倍以上日射反射率を誇ります。また耐久性や変色防止性でも高い耐用年数を誇るため、光熱費のみならずメンテナンス費用の節約にも繋がる塗料です。
外壁 施工
外壁下塗り・中塗り・上塗り

今回塗装する外壁はALCボードといわれる外壁材です。ALCボードとは簡単に言うと内部にたくさんの気泡を含んだコンクリート製の建材です。ALCは非常に軽く、内部に気泡を含むため断熱性に優れています。その一方で、ALC自体は水に弱く、必ず防水性のある塗料でコーティングしてあげることが必須です。今回は塗装の第一段階である下塗りに『エピテックフィラー』を使用しています。ALCの外壁塗装の下塗りに、シーラーよりもフィラーが適している理由は、粘度が高く厚みのある土台を作り、微細なヒビや凹凸を埋めること、また樹脂の配合によりALCに対しても強力に密着することです。外壁塗装の仕上がりは、このように適切な材料を使うことに大きく左右されます。


下塗り乾燥後、中塗りを行います。中塗りは下塗りで整えた外壁に仕上げ塗料を塗り雨風や紫外線から建物を守るための中間層を形成します。色の密度を整え、仕上げのために最適な状態にしていきます。中塗り乾燥後、上塗りを行います。最終的な色合いや質感をつくるために仕上げ塗料を均一に塗装し、美観と耐候性を兼ね備えた外壁へ仕上げていきます。
軒天 施工
上塗り1回目・2回目


軒天は2回の上塗りで仕上げていきます。1回目で下地を整え、塗料との密着を良くしていきます。2回目で美観を整えながら塗膜の厚みを確保し、より強固に、美しく仕上げていきます。今回、軒天は付帯部の色に合わせ、黒で塗装しました。外壁が明るく柔らかい印象の色に対し、軒天を黒に仕上げることでコントラストが生まれ、引き締まった印象になります。また、軒天は湿気が溜まりやすく、方角によってはカビや汚れが発生しやすい場所ですが、黒であれば目立ちにくくなります。
付帯部 施工
鉄部ケレン処理






金属製の付帯部は外気や湿気の影響を受けやすく、サビや旧塗膜の浮きが発生しやすい部位です。ケレン作業では、サンドペーパーを使ってこれらを丁寧に除去し、素地を健全な状態へ戻します。その後錆止めを塗装します。錆止めには今後の錆を予防する効果の他に、既に発生している錆の進行を止める効果もあります。
上塗り1回目・2回目






付帯部の塗装は、基本的には2回の上塗りを行います。上塗り1回目では、仕上げ塗料をしっかりと乗せ、付帯部全体を覆います。塗り残しが出やすい端部や継ぎ目も丁寧に施工し、耐久性の高い塗装へと仕上げていきます。最終工程として上塗り2回目を行い、塗膜性能を最大限に引き出します。二重の塗膜構造により、防水性と耐久性が向上します。以降の付帯部も同様に作業を進めていきます。
外塀 塗装
下塗り


塀は通常、常に土に接していることが多い状態にあります。そしてコンクリートブロックは水を吸い込むので、常に地面から水分を吸い上げている状態です。この状況で表面をただただ塗膜で覆っても、出ていこうと必死の湿気は、塗膜の隙間を破って外に出ようとしてしまいます。そして剥がれの原因になってしまいます。そのため、外塀の下塗りには、シーラーが適しているといえます。
中塗り・上塗り


外塀の中塗り・上塗りを行います。使用する塗料はセラミガードNEOです。この塗料は高い撥水性が長く持続し、雨水の侵入や凍害を繰り返すことでの壁面の劣化を抑制します。透湿機能があるため下地の調湿機能を阻害することがなく、外塀の塗装に最適です。
完了


外塀塗装の完了です。通りに面していることが多く、通行人の目に付きやすい外塀は、外壁が塗装により美しくなると尚更、劣化が目立ち気になってしまうものです。外壁塗装の際には、是非ご一緒に依頼されることをお勧めいたします。







